私の思うこと。
経過観察をしています。
お問い合わせいただく際に、
•トイレのできる子
•健康な子
•若い子
•吠えない子
…などとご連絡いただくことがありますが、
わんにゃんらいふ。では
保護してから家庭犬としてのしつけを
スタートする子がほとんどで
トイレのできる子はいません。
健康な子もほぼいません。
健康な子、
健康って何なんでしょう?
健康な子を求める方は
ご自身に通院の経験がないのでしょうか。
風邪ひいたり、血圧が高くなったり、
虫歯や歯周病になったりしないんでしょうか。
うちの保護犬は繁殖のお仕事をしてきた子が多いです。
出産をしてきた子は
毛が抜けたり、歯が悪くなったり、
身体に負担をかけながら
人のために頑張ってきた子。
今は若くて元気な子でも、
この先乳腺腫瘍ができたり、
歯周病が悪化するかもしれません。
健康な子を迎えたい方には
ご遠慮いただきたい子ばかりです。
いつか病気になった時に
向き合う覚悟のある家族の元に
巣立ってほしいと考えています。
今、治療を要する疾患がある子は
共に闘ってくれる病気に理解のある家族を求めています。
トイレのしつけ。
できている子は確かに楽ですよね。
でも、
うちの保護犬はできていない子がほとんど。
できている子を求めるなら、
うちの保護犬はご遠慮ください。
できていない子だって、
これからできるようになるかもしれない。
一緒にしつけを楽しんでください。
自分が教えてできるようになったら、
嬉しくないですか?
できたらいっぱい褒める、
そうしたらわんこだって嬉しくて
褒められたくて頑張るんです。
『マテ』『オスワリ』してくれるようになったら
たまらないですよね!
人間だって
国語が得意、算数が得意、
体育が得意と
個性があるように
わんこにだって個性があります。
おトイレ覚えるのが苦手な子、
コマンド覚えるのが苦手な子、
いろんな子がいるのです。
苦手なところは時間をかけてあげてください。
おトイレがどうしても覚えられないのなら
すぐにお掃除できる環境を整えてあげたり、
マナーウェアを使ったり、
対処方法はたくさんあると思います。
一緒に勉強して
一緒にできるようになっていく時間、
楽しいと思いませんか?
吠えない子、に関しては
吠える子、吠えない子、
こちらである程度傾向は把握できるけれど、
環境によって変わることもあるので
『吠えない犬』のお約束はできかねます。
愛護団体のくせに
上から目線かよ!と言われるかもしれませんが、
愛護団体だからこそ
この子がもう二度と路頭に迷うことのないよう
幸せにしてくれるおうちを選考するのです。
誰でもいいからもらってください…では
ありません。
幸せになってほしいから、
時間をかけて、
手をかけてお世話して、
素敵な里親さんに出会うチャンスを待ち、
里親希望者さんに面会して、
希望者さんのおうちに訪問して
環境の確認をしたりしています。
ご理解のほど
よろしくお願いいたします。
わんにゃんらいふ。
jagabee☆
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