こゆき☆
こゆたんこと こゆき の話をするときは、いつも感情的にならないよう気を付けています
そんな、こゆきは今日で5歳になりました
おめでとうこゆたん
こゆきは2年と少し前我が家にやって来ました。
たまたま見たペットショップの里親募集HP。
その中のこゆたんの顔が忘れられませんでした。
お店に電話して、すぐに息子と一緒にその子を見に行きました。
運転が苦手な私が、雪の中を1時間走って…。
そこは自家繁殖しているペットショップでした。
たくさんのわんこの鳴き声がします。
私が行くと、お店ではブラタンのこゆきともう1わん、ゴールドのダックスの成犬の男の子がサークルに出されていました。
こゆきは無料、ゴールドの子は有料との話。
お金の問題ではなく、迷わずこゆきと決めていました。
説明を聞くと
3歳くらいだということ
台メス(繁殖用の犬)だということ
出産後だということ
予防接種は受けたことがないということ
お散歩したことがないということ
一度引き取ったら、戻すことはできないということ
そして、名前もないと言うことを知りました。
ガリガリに痩せて、大きな目をしたその子はこちらをじーっと見て少しだけしっぽを振ります。
『連れて帰ろうよ!!』
息子が言ってくれました。
『じゃあ名前何にしよう?』私が聞くと
『こゆきにしよう!だって小雪降ってるじゃん!』
その場でこゆきになりました。
産後すぐだし、寒いからシャンプーしませんと香水をつけられたこゆきは、軽くトリミングしてもらい、その日から我が家の娘になりました。
結局どうにも臭くて帰宅後すぐにシャンプーしてしまいましたが…。
帰宅しただんな、ちょっとびっくりしながらもあっさり許可
それまでひとりっ子ワガママ育ちのさくらはやきもちがすごく、ゲージの中のこゆきにしばらく唸っていました。
こゆきは、さくらにだけはしっぽを振り、人間は一切無視。ごはんも食べません。
環境が変わったからね…
しばらくゲージで様子を見ます。
翌日、こゆきを連れて動物病院に向かいました。
予防接種とメディカルチェックのつもりで。
…そして、知りました。
まだおっぱいがでている状態で無理に離された事による乳腺炎を起こしてると。
予防接種どころではありませんでした。
乳腺炎による高熱と毛玉の放置による皮膚病の治療開始。
完治してからフィラリアの検査、ワクチン、そして歯の根っこまで見えるくらい悪化している歯槽膿漏・緑色になった歯の歯石の除去手術…。
3歳になって初めてのワクチン、アレルギーが心配で接種後30分以上、病院をでられなかったっけ…。
迎えて3日は全く声も出さなかったこゆき。
その後は一日中吠えまくりで深夜も大変な毎日が続きます。
人間の手がこわいようで、近づくと怯えます。
今まで、どんな生活をしてきたんだろう?
悲しくなりました。
今でこそ、私とだんなになついていますが、息子には相変わらず吠えます。
迎えて半年くらいまでは、何度か息子を追いかけておしりに噛みついたことあります。ゲージを飛び越えて回覧板を届けに来たおばさんを追いかけておしりをかじったことも…。(怪我はなく済みましたが)
どうやってしつけしたらいいかわからず、訓練士の方に電話したこともありました。
家の中では息子と来客者に吠えるけど、外ではおとなしかったこゆき。
それでも、万が一を考えて、他人との接触は避けていました。
…あれから2年。
甘え方がへたくそで、だけどやきもちやきで、美人で、犬見知りしない、母性本能たっぷり子猫も育てちゃう、ちょっと臆病な女の子。
こゆきはもう、カリカリごはんを噛むことができない歯になりました。(ごはんは飲み込んで食べます)
今年は歯石除去ではなく、抜歯になると思います。
来客もお迎えできるまでになりました。
トイレは相変わらず失敗ばかりだけど(マーキング)、とにかく笑顔が増えました。
もう手を怖がることもありません。
アイコンタクトもできるようになり、基本的なしつけも入りました。
2年前、私は愛護とは無縁の生活をしていました。
けれど、こゆきを通して『台メス』と言う名で繁殖犬がいることを知りました。
名前もなく、人間の愛情も知らずに過ごす子がいること。
ケアされていない為に病気も気づかれず、爪は神経が伸びて短くできずにいる現実を。
ペットを買うときはペットショップ。
きれいな店内。
…けれど、その裏には
たくさんの悲しい現実があります。
こゆきを迎えるまで、考えたことはありませんでした。
この子の生まれた環境がどんなだったか?とか、
この子のパパとママは幸せなんだろうか?とか…。
まだまだ私は愛護に無知で勉強中の身で、さらには後悔する過去もあります。
だけど、知っている現実をこゆきやじゅりを通して伝えることはできます。
帰宅すると鼻をならし、遊んだあとはへそ天で寝るわんたちの姿が愛しくてたまりません。
しっぽをぶんぶん振るこゆきの姿、日々の成長とても嬉しく感じます。
そして…
こゆきの様な子がこれ以上増えないように願ってやみません。
こゆきはいくつになっても我が家の大切な家族です。
5歳、おめでとう
これからも、かわいい笑顔を見せてね、こゆたん
ジャガビー☆さんありがとう
よくできた息子くんですね
だんなさまポイント
投稿: みり | 2009年1月19日 (月) 21時58分
こゆたんお誕生日おめでとう♪
これからあなたはもっともっと幸せになるよ。
投稿: yoshida | 2009年1月20日 (火) 01時58分
こゆきちゃん、おめでとう。
ジャガビーさん宅に迎えてもらえてよかったね。
今も昔も可哀想な元こゆきちゃんは後を絶ちませんね、沢山居ます。悲しい事です。
繁殖屋からみたら「商品」を産む道具でしかないのでしょうね
やっぱり生体販売は反対です!
元繁殖屋から抜け出せても、ぱー組のような例もありますし。。。こゆきちゃんはしあわせになってよかったね。
そうそう、痛んだ歯はない方が良いです!ぱーちゃんも歯石取りが抜歯になってしまいました(笑)
ママさんも早く回復してください。
投稿: じゅんこ | 2009年1月20日 (火) 16時49分
おはようございます

こゆきに暖かいコメント、ありがとうございます
こゆきはこれからも、ジャガビー☆家の一員として少しずつ成長していきます。

今までしつけも愛情も知らなかった子なので、すべてを受け入れるまでは、生きてきた年数と同じくらいかそれ以上、年月がかかるものだと思います。
こゆきは、これからも、ゆっくり、まったりこゆきらいふを楽しんで過ごします
投稿: ジャガビー☆ | 2009年1月21日 (水) 09時26分