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2008年8月10日 (日)

盛岡いぬねこ収容センター

息子の夏休みのレポートを作成するため、先日盛岡市内のいぬねこ収容センターへ行ってきました。

Dscf0622

私も初めてだったので、正直どきどきしていました。

お忙しい中、対応してくださったのはとても優しい職員のMさん。

挨拶してから、早速息子が事前に準備していた質問を投げかけます。

1.保健所はどんなところですか?

A.人の病気の予防をするための活動を行う役所

 食中毒の原因調査や環境保全をしています。

2.迷子の動物の飼い主が見つからなかったらどうするのですか?

A.まず里親さんを募集します。それでも見つからなかったら安楽死になります。

3.不幸な動物たちを増やさないためにどうすればいいと思いますか?

A.愛情と責任を持って正しく飼うこと。(熱く語ってました!!)

4.年間岩手県にどれくらいの不幸な動物がいますか?

A.犬の捕獲508頭(内返還146頭) 引取640頭

 猫の引取2489頭 平成19年度調べ

5.飼い主がいらないと連れてきた(引取)理由で一番多いのはなんですか?

A.飼い主の引越しや病気です。(盛岡では少ないが、犬が病気になったから病院にまでは連れて行く金銭的余裕もないしと連れて来る地方もあるそうです)

6.その不幸な動物の数は、年々増えていますか、減っていますか?

A.減っています。(飼い主のマナーの向上からではないかとのことでした!)

7.マイクロチップとはなんですか?

A.実際にマイクロチップとリーダーを触らせていただきました。

Dscf0624

岩手県内で保護された動物たちには必ずリーダーでチップの確認をしているそうですが

今のところ、マイクロチップを装着した子が保護された事例はないそうです。

チップを装着していた場合、保護されればチップを読み取りデータを確認後

飼い主さんに連絡が入るそうです。

では、もし装着した子が路上で車にひかれたなどで死亡したら・・・?

答えは、死んだ動物の引き取りは、管轄が違うため(保健所の扱いにならない)リーダーに通すことはないだろうとのことでした。

チップをつけていても、保護されなければ無意味なんですね・・・。

ちょっと悲しい現状でした。

「DSCF0625.JPG」をダウンロード

最後に収容施設の中を見せていただきました。

猫が3匹、大型犬が2匹・小型犬が1匹いました。

犬たちはすでに引取先が決まってるといい、猫に関してはまだなようです。

純血の、しつけもきちんとされた犬たち。

なぜ、ここにいなければならないんでしょう?

暗い収容所の中ですが、建物が古い為に不衛生に見えますが

きちんと衛生的に管理されていました。

ただ、冷たいコンクリートの床がそう感じさせれるからか、とても寂しく悲しく感じました。

息子にも私にも、とてもいい勉強になりました。

たくさんの資料も頂き、愛護とは何か、

正しく飼うってどんなことか、

子供向けのパンフレットを読んで、息子もたくさん勉強することができました。

そのわずか1週間後に、6にゃんずと出会ってしまい、また悲しい現実を知ることに

なるのですが、

私たち一家にできること。

いのちの大切さ。

動物を愛する心。

微力ながらも周囲の人間に話したり、息子がレポートを学校で発表することを通して

たくさんの方に、そんな気持ちを知ってもらえればと思います。

わずかですが啓蒙活動ができればと。

Mさんは息子に言いました。

Mさん『ぼくは何歳?』

息子『9歳です』

Mさん『犬はもしかしたら20年生きるかもしれない動物だよ。僕(息子)がもし犬がほしいって言ったら、ちゃんとお世話するんだよ!っていいながらパパやママが買ってくれるでしょ』

息子『うん』

Mさん『でも、僕(息子)は後2年で中学校に入って部活も忙しくなるよね?高校に入れば勉強も忙しいよね?10年後は働いて毎日疲れて家に帰るよね?』

息子『うん』

Mさん『犬を飼うときは、そこまで考えて飼わないといけないよ。』

簡単な気持ちで飼ってはいけないことを、わかりやすくお話してくださいました。

本当にその通りで・・・。

我が家の4わんわんずに関しては、私とだんなが飼った子達なので

私たちも50代になってもこの子達と一生暮らす気持ちで、もちろんいますが

終生飼養とても大切なことだと思います。

いつかうちの子達が虹の橋を渡るとき、私は絶対にそばにいてあげようと思っています。

それが今まで一緒に暮らしてきた家族の最後にできることだと思っています。

Mさん、お忙しい中本当にありがとうございました!!

にゃんずの保護にあたっては、関東のレスキュー代表にとてもお世話になりました!

そして、こんな風に動物を愛する心を教えてくださったのもHさんです。

自分でできる動物愛護、これからも続けて行きたいと思います。

Hさん、今後もよろしくお願いします!!

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